伊豆大島1周0泊2日①⑧最終回
今日は一日中水槽掃除をしていました
無心に黙々と
水槽の苔を落とし、汚れた水を取り換え、ガラスを磨く
このローテーションを繰り返している内に、心なしか自分の心も磨いている様な気持ちになったりしながら、、、
結果として腰が痛くなったやなぎぃです
そんな今日
いよいよ伊豆大島の旅も最終回、素敵な出会いのお話です、読んでいただけたら嬉しいです
珈琲に寄せて
時速70㎞のスピードで離れていく伊豆大島を見送りながら大島珈琲を少し口に含むと、まだまだ熱くて飲めません
伊豆大島が視界から消えた頃、口に含んだ珈琲は、あたたかくて飲み頃でした
東京に近づくにつれて冷めていく珈琲に、旅の終わりを重ねながら
ジェット船は、東京竹芝客船ターミナルへ向かっていきます
のび太くん
ジェット船で左隣に座ったメガネの小学生(以下のび太くん)
とても人懐こく話しかけて来ました
「ねぇねぇおじさんは、何しに来ていたの?」
「えーとね、今朝伊豆大島に着いてから島を自転車で1周して来たんだよ」
「それだけ?」
「・・・・・」
今までこのブログに書いて来たアレやコレが、のび太くんにとっては
「それだけ?」
な訳ですね、、、
ちょっとショック
ついでに、おじさんと呼ばれたのも
ちょっとショック(まぁ、おじさんですけどね)
気を取り直して、やなぎぃはのび太くんに聞きました
「のび太くんは何しに来てたの?」
「友達の所に遊びに来て、釣りをして来たんだ」
と言い、今日の釣果を膝に抱えていた発砲スチロールのフタを開けて見せてくれました
あまり海の魚に詳しくないやなぎぃには鯛しか分かりませんでしたが、結構な量の魚が釣れてとても自慢気なのび太くんでした
のび太くんの左隣に座っていた若者にも同じ話をして、発砲スチロールの中身を見せていました
自分の物差し
「のび太くんは1人で帰るの?」
「うん!」
「へぇ〜すごいね、1人で船に乗れるなんて」
37歳にして初めてジェット船に乗っているやなぎぃにとっては尊敬を覚える小学生でした
そんな話をのび太くんとしている内に、ジェット船は東京竹芝客船ターミナルへ着岸しました
ジェット船は本当に早いですね
伊豆大島がとても近く感じました
「のび太くん気をつけてね、じゃあね」
「うん」
旅は一期一会、きっともう、のび太くんとは出会うことはないでしょう
SNSの普及で薄く、広く繋がれる現代
旅先だけでの出会いの儚さが、やけに新鮮で、より鮮明に心に残る事もあるという事を知りました
のび太くんとの出会いは、やなぎぃの伊豆大島1周0泊2日の1ページにずっと残る素敵な出会いとなりました
のび太くんの「それだけ?」という言葉は、
自分の物差しでは、他人は測れない
という事も教えてくれました
ありがとうのび太くん
元気でね
伊豆大島1周0泊2日完走
竹芝客船ターミナル→少し混雑した日曜日のゆりかもめ→新橋→山手線で東京→新幹線の指定席で宇都宮→宇都宮駅でロードバイク組立→自走で自宅までペダルを回し
自宅に到着したやなぎぃの様子はというと、
汗ダーダー
というより
汗ダーダダーダーーーーッ!ダーーーーッッ!
くらい汗だっくだくのだっくだっくでの帰宅となりました(笑)
自宅到着時刻 9/18(日)午後7時45分
これにて、伊豆大島1周0泊2日完走です
あとがき
とても起伏が多かった伊豆大島1周
キツい登りでペダルをまわしながら、常に頭の中にあった言葉は
登りきれば必ず下りが待っている、だから頑張ろう、きっとこの登りもあと少し
人生、色々あります
伊豆大島の様に起伏が激しい事もあるでしょう
でも、
やなぎぃは思うのです
登りきれば必ず下りが待っている、だから頑張ろう、きっとこの登りもあと少し
おわり
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました
では、またのたびで。